高校２年の情報授業では，「これからの社会と情報モラル」という単元において，海賊版サイトを題材にした問題解決の授業を行いました。
　導入では，インターネット上の海賊版サイトの現状と校内生徒を対象にしたアンケート調査の結果を知りました。日本のコンテンツ産業への影響を身近な問題として捉えるようにしました。
　展開場面では，特許情報のプラットフォームであるJ-PlatPatを活用して，ビジネス関連発明に関する特許を提示し，ものづくりの発明だけでなくコンピュータ技術と組み合わされたビジネス方法やコンピュータシステムも，知的財産としてビジネスモデル特許の対象となることを知りました。
　課題では，日本のコンテンツ産業のこれからを考えて，どのようなサービスを生み出せば，海賊版サイトの影響を少なくしたり，ユーザのニーズに応えたコンテンツ産業を創り出せたりするかを各自のアイデアにして可視化しました。

（生徒の様子）　　　　　　　　　　　　　　　（生徒の制作物の一例）