「学習指導要領」が改訂され、「知識・技能」を習得するだけではなく、それを基に「自分で思考し、判断し、表現し」さらに「主体的・対話的に深く学ぶ」力が求められています。本校では、アクティブ・ラーニングやICT教育などによる「21世紀型の教育」の学びを実践し、実力を養い、多様化する大学入試に備えます。
![]() | タブレットを授業に活用 |
授業の資料写真や映像などを、生徒とより近い距離で見せ、きめ細かく指導をします。また、グループ学習やアクティブ・ラーニングのツールとして活用し、思考力や表現力を育みます。
思考力を伸ばす「アクティブ・ラーニング」
教員が知識を伝達する従来の授業に対して、生徒が能動的に学習を進める授業をアクティブ・ラーニングといいます。例えば、一つの課題に対して、生徒同士が意見を交わし合い、解答を見つけ出すような授業方法です。本校では、基礎学力を固めた上でアクティブ・ラーニングの要素を授業に導入し、生徒の思考力・判断力・表現力を伸ばします。社会で役立つ真の学力を身につけさせると共に、大学入試に備えます 。
電子黒板に教材を映して、スピーディな授業を展開し、生徒と向き合う時間を確保します。図表や映像を用いて、視覚的にも学習内容の理解を促進。さらに生徒の発表に活用し、自発性を高めます。
高校生の情報授業で、生徒たちによるICT活用テキストを作成しています。コンピューター使用方法や学校の独自ルールのほか、オンライン上のマナーについても教員が体験談を交えて指導。高校生が作成した資料を、中学校にも掲示して情報モラルの育成に取り組みます。
世の中に価値を生み出す教育を実践
将来、機械(ロボットなど)が進化しても、人として社会に貢献する力を育成します。単に知識を学ぶのではなく、日常の探究的な学習を通して感性や想像力を養い、未来を実現する力を伸ばします。
グラウンドを含め全ての場所で無線LANが利用可能。必要な時に、タブレットから情報を得られ、自学自習に役立てられます。
英語力の学習到達目標となるCan-Do Statementsを作成。
高等学校卒業時にはCEFR※による指標でB2レベル※を目指した授業展開をしていきます。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能についてバランスよく学び、英語によるコミュニケーション力を高め、英語で物事を考えることができる生徒を育てていきます。急速にグローバル化が進んでいく現代において、社会をリードできる人材の育成が目標です。
テストを通じて「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の総合的なコミュニケーション能力を測定します。高校1年生・高校2年生は年2回受験し、日々の学習の手応えを得て、目標意識を高めます。
英語ネイティブの外国人講師とインターネットを通して会話し、早期から「話す」技能を磨きます。日本人が英語を学ぶために最適なテキストをもとに、英会話レッスンができます。
高校 1年生 |
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※CEFR(Common European Framework of Reference for Languages;ヨーロッパ言語共通参照枠)は、2001年に欧州評議会(Council of Europe)によって発表された、外国語能力の参照基準です。
※B2レベル(自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。)
自ら計画的に学習する習慣と、正しい学習方法を確立するために、放課後学習を毎日実施。自学自習スペース「Learning Plaza」では、教員と現役大学生のチューターが個別指導を行い、効率よく自習が進められる環境を整えています。
※「Learning Plaza」は、19時まで開放しています。
●毎日のチューター制で手厚く指導
英語・数学を中心に、教員とともに四天王寺高等学校出身の現役大学生を主軸として、授業の復習や質問に対応します。また、学習習慣の確立や学習方法などのアドバイスも行います。
●放課後学習を通じて自己管理力を養う
本校では、クラブ活動や生徒会への参加を推奨しています。その中で、放課後学習とクラブ活動を両立するための時間の管理法を身につけ、積極性や自立心を育てていきます。
●個別指導員や教員が生活面もサポート
学校生活の先輩でもある現役大学生のチューターや、経験豊富な教員が個別指導にあたる放課後学習。生活面においても、一人ひとりの悩みに耳を傾け、手厚くフォローします。
個別学習係
岩井 宏平
そんな思いで、私たち教員は日々の放課後の様子を見守っています。学年によって多少の差はありますが、毎日のように、自発的に放課後に残って学習している生徒も多くいます。特にテスト前は、自習スペースが生徒・チューター・教員でいっぱいになります。また、クラブ活動との両立を目指す生徒も多く、クラブが終わってから残って学習する習慣が身についている生徒が多いです。